この病気を1937年に世界で初めて提唱したトルコのイスタンブール大学皮膚科教授のフルス・ベーチェット教授の名前から名づけられました。
10代後半から30歳前半までの方に多く発症し、主症状には、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つがあります。特に、口腔粘膜のアフタ性潰瘍はほとんどの方にみられます。
この病気を1937年に世界で初めて提唱したトルコのイスタンブール大学皮膚科教授のフルス・ベーチェット教授の名前から名づけられました。
10代後半から30歳前半までの方に多く発症し、主症状には、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つがあります。特に、口腔粘膜のアフタ性潰瘍はほとんどの方にみられます。
4つの主な症状と3つの付随する症状があり、付随する症状の中には特殊病型といわれているものが含まれています。
厚生労働省ベーチェット研究班が発表した診断基準をもとに診断をします。
完全型 | 4つの全ての主症状が出現したもの |
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不全型 | a) 3つの主症状または2つの主症状と2つの副症状が出現したもの b) 眼病変を含む2つの主症状と2つの副症状が出現したもの |
疑い | ・主症状が一部あるが不全型の条件を満たさないもの ・定期的な副症状が反復あるいは憎悪するもの |
この他に診断に重要な項目として「針反応」があります。
これは、皮膚は刺激に対して敏感に反応することから、採血などで針を刺した部位が赤く腫れ上がるかどうかを検査します。
眼症状や特殊病型がなければ繰り返し起こる症状はありますが、病状は安定するため予後は良好です。
しかし、ぶどう膜炎や特殊病型があった場合は治療が難しい場合があります。
最近の研究により治療薬が進歩しているので、早期に専門医を受診されることをお勧めします。