どの年代にも発症しますが、特に30~40歳の女性に圧倒的に多い病気です。
この病気は、1972年に米国のシャープらによって提唱された病気の概念で、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎の症状が混在していて、血清中の抗U1-RNP抗体が高い値を示します。
今日では一般にMCTDは膠原病の重複症候群の中の一つの病型とみなされています。
どの年代にも発症しますが、特に30~40歳の女性に圧倒的に多い病気です。
この病気は、1972年に米国のシャープらによって提唱された病気の概念で、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎の症状が混在していて、血清中の抗U1-RNP抗体が高い値を示します。
今日では一般にMCTDは膠原病の重複症候群の中の一つの病型とみなされています。
全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発筋炎または関節リウマチでみられる症状が重複している場合に混合性結合組織病が疑われます。
血液中に抗核抗体陽性、特にRNP抗体という検査が陽性の場合にほぼ確定します。
診断は、厚生労働省の混合性結合組織病研究班が作成した診断の手引きをもとに行いますが、血液検査を行って、混合性結合組織病患者のほとんどで認められるリボ核タンパクに対する抗体の有無を調べます。この抗体の量が多く、なおかつ全身性エリテマトーデス患者で認められるその他の抗体が検出されないことが、混合性結合組織病の特徴です。