大動脈やその主要な枝に起こる肉芽腫性動脈炎です。 頭蓋内動脈の炎症が特徴的で側頭動脈に炎症が起こることが多いことから、以前は側頭動脈炎と呼ばれていましたが、実際は側頭動脈以外の動脈にも炎症が起こることから側頭動脈炎の呼称は消えて 巨細胞性動脈炎という病名になりました。 若い女性に多く発症する高安動脈炎対照的に50歳以上の男女に発症し、側頭動脈炎が起こることが少ない病気です。 また、リウマチ性多発筋痛症(PMR)の方の一部にこの病気を合併することがあります。
大動脈やその主要な枝に起こる肉芽腫性動脈炎です。 頭蓋内動脈の炎症が特徴的で側頭動脈に炎症が起こることが多いことから、以前は側頭動脈炎と呼ばれていましたが、実際は側頭動脈以外の動脈にも炎症が起こることから側頭動脈炎の呼称は消えて 巨細胞性動脈炎という病名になりました。 若い女性に多く発症する高安動脈炎対照的に50歳以上の男女に発症し、側頭動脈炎が起こることが少ない病気です。 また、リウマチ性多発筋痛症(PMR)の方の一部にこの病気を合併することがあります。
1990年にアメリカリウマチ学会で発表された巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)分類基準を用いて診断をします。
1 | 発症年齢 | 50歳以上 |
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2 | 新たな頭痛 | 初めて経験する、あるいは経験したことのない局所性頭痛 |
3 | 側頭動脈異常 | 頸動脈の動脈硬化と関係ない側頭動脈に沿った圧痛あるいは脈拍減弱 |
4 | 赤沈値 | 50mm/hr以上 |
5 | 動脈生検の異常 | 単核細胞浸潤あるいは肉芽腫性炎症が著明、通常巨細胞を伴う血管炎所見 |
上記5項目中3項目以上が認められる場合に診断する